何を食べるかという事の他にも大事な事は?
どのように食べるか、食事の仕方もダイエットに関係します。
まず大切なのは、よく噛む事です。
食べ物をよく噛んで咀嚼すると口の中の刺激が脳に伝わり、「神経ヒスタミン」という物質が分泌されます。
この神経ヒスタミンが満腹中枢を興奮させ、「もう、お腹が一杯だ〜」と感じさせてくれるため、よく噛む事で食べ過ぎを防ぐ事ができるのです。
また、食事にかける時間の長さや食べる順番もダイエットの重要な要素となります。
空腹時の早食いや、いきなり大量の炭水化物を摂取するのはNGなのです。
早食いをしたり、食事の最初に糖質をたくさんとったりすると、血糖値が一気に上します。
すると、膵臓から大量の「インスリン」というホルモンが分泌され、血糖値を抑える方向に作用します。
インスリンは同時に、血液中の糖を脂肪細胞に取り込むよう促す働きも持っています。
そのため、インスリンが多く分泌されると、血液中の余った糖がどんどん脂肪に溜め込まれ、体脂肪の蓄積に繋がる原因になるのです。
ですから食事の際には、「いきなりごはん」ではなく、野菜や副菜な等のおかずから、そろりそろりとスタートするようにしましょう。
また、一旦ダイエットに成功しても、リバウンドをしてしまうケースもよく聞きます。
では、どうすれば防げるか?
ダイエットの結果、筋肉量が減ってしまうと基礎代謝の低下を招いて、結果として、やせにくい体質、リバウンドしやすい体質に繋がってしまいます。
一方、筋肉がつくと基礎代謝が高まり、運動をしていないときにも脂肪の分解を促す効果が期待できます。
成功への近道は、大きな筋肉を鍛える事です。
大きめの筋肉は、お尻や太もも、胸や背中にありますので、そこを意識して鍛えるとよいでしょう。
オススメは、下半身の大きな筋肉を鍛えるスクワット。
更に、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動は、筋肉を鍛えるのと同時に体の中に酸素を取り込み、脂肪を燃焼させるダブル効果が期待できます。
リバウンドを防ぐためにも、目指すは、ガリガリではなく「細マッチョ」です。
やはり筋肉や骨格は身体においてのフレームやエンジンと言える要素です。
先ずは自身の身体のコンディションが基本、要となりますから整えて機能性が万全な状態で臨みましょうね。