今回は呼吸と精神状態に関して
脳の中にある扁桃体という場所は、感情の動き(情動)と呼吸の両方を司っています。
そのため緊張や不安、ストレスを感じると速く浅い呼吸になり、反対にリラックスするとゆっくり深い呼吸になります。
この情動と呼吸が連動することを「情動呼吸」と呼び、この情動呼吸は、ときに不安やストレスの悪循環を引き起こす事があります。
なので不安や緊張を感じて呼吸筋が強張ってしまうと呼吸の効率が下がります。
すると呼吸が浅く早くなり、更にそれが、不安や緊張を増幅するという悪循環に陥るのです。
ぜん息やCOPDの方は、このような呼吸の悪循環に陥ることで症状が悪化する可能性があると考えられます。
しかし、意識的にゆっくり深く呼吸をする事で呼吸を改善すれば、情動と連動するため、心が落ちつき、悪循環から抜け出す事ができます。
だから緊張や不安、ストレスを感じた時、無意識に呼吸が浅く、速くなるのです。
呼吸には肺が膨らんだり縮んだりし、それに伴い周囲にある20種類以上の筋肉により動いていると前回にも記載している通り、密接に筋肉や胸郭(胸椎 、肋骨および胸骨で囲われた部分)の骨格との連携により行われる運動とも言えます。
だから骨格、また携わる筋肉の連動が重要で、それを整えるという意味での「整体」が本質と考えます。
また、当院の整体効果としても「整体後は呼吸が吸いやすくなる」や「呼吸がちゃんと出来ていない事に気付く!」との御意見も頂戴しています。
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