暑い日に暑さ対策としての水分補給は大事ですが、「ペットボトル症候群」には注意が必要です。
「ペットボトル症候群」とは糖分を含むスポーツドリンクや、清涼飲料水などを大量に飲み続けることによって起こる健康障害で、ペットボトルで甘い飲み物を摂取する事が多い事からそう呼ばれています。
のどの渇きや多尿多飲、最悪の場合は意識障害を引き起こしてしまう場合もあるとの事。
WHO(世界保健機関)の推奨では1日の砂糖などの糖類の摂取量を成人で25g、角砂糖およそ8個分としています。
これに対して代表的なペットボトル飲料を例にすると500mlの炭酸飲料水には、およそ60g角砂糖およそ20個分。
果汁入り飲料は17個分程、スポーツドリンクは約9個分が入っています。
つまりペットボトルを1本飲むだけでも、1日の目安量を超えてしまっているのです。
ではその水分補給、どうすればよいか?
清涼飲料水には砂糖がたくさん入っていますので、できれば無糖の水や麦茶などを飲む様にする事がオススメです。
また、カフェインを含む飲み物やアルコール飲料などは利尿作用があるため、水を一緒に飲むことが大切だと言われます。
こういった事に気遣い、踏まえて暑い夏を乗り切っていきましょう。
また、身体に強張りがあると身体の水の巡りが悪くなるので、ほぐして、整えて循環を良くする事も重要な予防と考えます。
