「食欲の秋」の正体とは？

公開日:2025/11/03
最終更新日:2025/11/03

暑さよりも寒さが際立ってきていて、やっと秋めいてきたかと思われますが…

 

御身体の調子はいかがでしょうか？

 

これからは秋の味覚が魅力的で食欲の秋とされますが、「食欲の秋」とは 夏の暑さが一段落し、心地よい秋風が吹くと、寝苦しかった夜も熟睡できるようになり、体調が整い、疲れていた胃腸が回復してきます。

 

そんな折、収穫の秋の食材、脂の乗った魚、果物、芋、栗などの秋の味覚が出回り、どれを食べても美味しく感じられ、ついつい食べ過ぎてしまうという現象なのです。

 

これが「食欲の秋」の正体です。

 

夏バテによる体重減少は身体にとって、ひと昔前は「飢餓状態」だった…

 

脳は、この過去の（昔の）経験から夏バテによる食欲低下や体重減少を一時の飢餓状態と判断し、落ちた体重を取り戻そうと躍起になっています。

 

更に、次の飢餓に備えるために、エネルギーを蓄えようと、更に食べさせようとしています。

 

夏バテで体重が減った人ほど、秋は太りやすくなる理由はココにあるという事です。

 

飢餓の後の過食は生理的な反応のため、理性でコントロールする事は並大抵ではありません。

 

食が進む影響もあり、秋は生理的にも太りやすい季節 。

 

身体が始める冬支度 、冬の寒さから身体を守り、体温を維持するために皮下脂肪を蓄える冬支度が始まります。

 

これは体重を増やして冬に備える自然のシステムで、冬の寒さに備えるために、身体に脂肪をつけて体温を維持できる身体にしようとします。

 

これ、動物なら冬眠前に備えるのと同じ現象で、生理現象とも考えられます。

 

 

そんな状況下も加味して自身の身体の代謝や機能性を維持すべく（急激な体重増加等も見据えて）整えて参りましょう。