御自身でも「呼吸が浅い」、また「睡眠の質があまり良くない」という方、来院している方でも多く見受けられます。
何故、一般的にもこれだけ睡眠で悩んでいる方が多いのか?
この眠りが浅くなる原因、実は「浅い呼吸」です。
では寝ているときの正しい呼吸とはどういう呼吸か?正しい呼吸とはどんな呼吸か?
それは、「深い呼吸」です。
では、どうして寝ている間は深い呼吸になるのでしょうか?
それには「自律神経」が大きく関わっています。
自律神経とは、心臓をはじめとする内臓の働きや体温、呼吸などの調節を24時間休みなく行っている神経です。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」とがあり、交感神経が優位に働くと身体はアクティブな興奮状態に、副交感神経が優位に働くと穏やかなリラックス状態になります。
つまり、身体を休める睡眠中は副交感神経が優位に働くため、「深い呼吸」をするのが正しいといえます。
健康な状態であれば、活発に活動する日中は交感神経優位モードに、身体を休める睡眠中は副交感神経優位モードに自然と切り替わります。
しかし、現代人は日々緊張と過剰なストレスにさらされて常に興奮状態にあるため、睡眠中でも交感神経優位の状態が続き、その結果「浅い呼吸」になってしまうのです。
「呼吸と整体… その2」にも記載した様にやはり本来の身体の構造的な面、それに伴う機能、作用と上手く噛み合う様、相互に連携していかなければ身体の免疫力の維持、保持を含めて、本来の健全な身体を維持、存続できないと考えます。
そのために日頃から身体を整える「整体」は推奨したいです。