筋肉(骨格筋)の働きは、大きく分けると収縮と弛緩の二つです。
筋肉に力を入れると、筋肉は収縮し、筋肉自体も硬くなります。
収縮が起きていない(力が入っていない)状態が弛緩です。
多くの関節には互いに拮抗する、対になる筋肉があり、片方が収縮するとき、もう片方は弛緩します。
筋肉が張っていたり、凝りがある、柔軟性がない状態は筋肉が十分に弛緩できない状態が多いです。
なので、硬い筋肉と反対側の筋肉を使うと筋肉が緩むことがあります。
例えば、足の外側が硬い場合、内側の筋肉を使うことで外側が緩みます。
よく施術の中で、「外重心の為、外側が硬くなっているので、内重心を意識してください」などとお伝えすることがありますが、負担がかからないようにする効果のほかに、緩む効果も期待できます。
ちなみに、ストレッチ中も伸びてるところを意識してしまうと、無意識に力が入ってしまうので、反対側を意識すると良いです。(筋トレをするときは、使っているところを意識してください)