姿勢の悪さは、体の歪みを生み、体のさまざまなところに負担がかかって痛みや筋肉のコリが発生してしまいますが、呼吸にも影響が出てきます。
例えば、猫背になってしまうことで、肋骨の間が縮まってしまい、肺が十分に拡がらなくなってしまいます。また、お腹のインナーマッスルもうまく使えなくなり、横隔膜がうまく動かないので、浅い早めの呼吸になりがちです。
そうなってくると、自律神経のバランスが崩れ、交感神経優位になり、疲れやすくなったり疲労感が増えたりします。また、酸素がうまく取り込めないので、回復スピードも落ちます。
息を吸って、息を吐き切るまでの時間が10秒かからない人は呼吸をする力がかなり悪くなっている可能性があります。
呼吸改善のポイントは、一つは姿勢を正す事、そしてもう一つは腹式呼吸をすることです。腹式呼吸をするには、口呼吸ではやりにくいので、鼻から息を吸って口から息を吐くようにする鼻呼吸が大事になってきます。
マスクをしていると口呼吸になりがちですが、姿勢を正して鼻呼吸を意識してみて下さい。それだけでも疲労感が変わってくると思います。